日本で多いのは?


土地借地権のうち、地上権と賃借権ではどちらが国内で多く設定されていると思いますか?地上権は土地を利用する側にとって有利で、賃借権は土地を貸す側にとって有利な条件です。将来的にどちらの割合が変わってくる可能性がまったくないわけではないという前置きをしておきますが、現状では土地賃借権が採用されている割合が高くなっています。

しかもその数は圧倒的に地上権のほうが少なく、理由は先述したように、土地を貸す側にとって不利な要素があり過ぎるためです。ただし、賃借権であっても、土地の持ち主が変更になったという理由で、借りている方が新たな持ち主に権利を主張できないということは基本的にありません。

これは土地のうえの建物の登記を行なっていれば、賃借権の対抗要件になるというのが理由です。しかし、賃借権では土地を借りている方は権利を譲渡するにあたって、底地を持っている方の承諾を得なければいけません。なお、底地というのは土地を持っている方が第三者に対して土地を貸すことにより、地代収入を獲得している土地のことをいいます。無断で権利を譲渡したところで法的に効力はありませんし、これをしてしまえば賃貸借契約を解約される理由になってしまいます。